2013年9月24日 update こんにちは。今日は久しぶりに画像処理のプログラムをアップしたいと思います。 今回紹介するプログラムは、2011年にSIGGRAPHで発表された Gastal and Oliveira, “Domain Transform for Edge-Aware Image and Video Processing”, ACM Trans, Graph, 30 (4), pp.69:1-69:11, 2011. という論文の手法です。 少し画像処理を勉強したことがある人なら、バイラテラル・フィルタという名前を聞いたことがある人も多いと思います。バイラテラル・フィルタは画像全体をぼ ...
さて、前回に引き続きましてColor Constancyのアルゴリズムです。前回の記事はこちらからどうぞ。 Color Constancy のアルゴリズム (第1回) 今回は後半の3つのアルゴリズム、 Rahmanのアルゴリズム 準同型フィルタを用いたアルゴリズム Faugerasのアルゴリズム を紹介したいと思います。それでは、レッツスタート! Rahmanのアルゴリズム RahmanのアルゴリズムはMooreのアルゴリズムとほぼ同等の仮定に ...
本日は画像処理の中でも割と古典的?と思われるColor Constancyのアルゴリズムをいくつか紹介したいと思います。このアルゴリズムはEbnerの「Color Constancy」という本の7章に紹介されているもので、LandのRetinex理論をベースとしたものです。 紹介するアルゴリズムは Hornのアルゴリズム Blakeのアルゴリズム Mooreのアルゴリズム Rahmanのアルゴリズム 準同型フィル ...
今回は風景写真をイラスト風の画像に変えるStylizationという技術を紹介したいと思います。漫画とかのイラストの特徴として、塗られている色が限られている(専門的に言えば色が量子化されている)ことと、輪郭線があることの2つがあげられると思います。今回紹介する方法はWinnemollerらが2006年に紹介したStylizationの手法でこの方法は、画像の抽象化とエッジ抽出の2つの手法から成り立 ...
画像処理プログラミングの数ある論文の中で最もシンプルかつ結果が面白いもののひとつにSeam Carvingという手法があります。 Seam Carvingは一言で言えば画像を縮小するための手法です。画像を縮小するための手法として、バイリニア補間やバイキュービック補間などという方法が取られるのは聞いたことがあるでしょう。これらの補間法は画像のどの場所も同じ割合で小さくします。一方、Seam Carvingは、どの ...
今回は画像処理のアルゴリズムの中でも結果が面白く、かつ実装が簡単なColor Transferを紹介します。 Color Transferは一言で言えば、例示ベースの色調変換法です。入力としては「色を変えたい画像」(目的画像)と「こういう風な色にしたいと思う画像」(例示画像)を与えます。 その2つの画像をlab (論文の色変換を見たところCIE Labとは異なるもののようです) という色の表し方を使って表現し、色ヒスト ...